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自公イカサマ猿芝居なら野党にも立て直しの時間は与えられる 

2023年5月28日



5月25日の自民の茂木幹事長と公明の石井幹事長の会談は怒鳴り合いだった(自民党関係者の話)と一部メディアが伝えていたが、

これがやらせだった可能性がある。

茂木との会談後の記者会見で、石井は

「これまでの協議で東京における自公の信頼関係は地に堕ちたと言える」「東京の選挙区では自民党の候補者に推薦を出さない」「これは最終決定だ」

と強硬姿勢を示したが、公明は9日、維新と選挙協力の解消を決めたばかりである。

維新に続いて自民との関係解消(東京限定とはいえ)を、間をおかずに即断できるものだろうか、違和感を覚える。

しかも直近に解散総選挙が待ち受けている可能性が高いにもかかわらず、である。

28日の日刊ゲンダイは、自公決裂茶番説を伝えている。

その根拠を私なりに要約すると、

公明は支持母体の創価学会が高齢化しており、4月の統一地方選でフル稼働したばかりなので、6月解散には対応できない、と。

だから、6月解散を阻止すべく、公明の時間稼ぎの策謀に自民が乗った、と。

自民は自民で、都連会長の萩生田の思惑があり、解散引き伸ばしは悪い話ではない、と。

公明としては東京の小選挙区で2議席確保できれば文句はなく、議席が取れれば選挙区などどこでも構わない。

だから、選挙区云々でごねるふりをして、最終的には29区と12区を自民が公明に譲って落ち着くだろう、と。

問題はこの猿芝居を岸田が承知しているかである。萩生田1人の思惑に岸田が振り回されることなど考えられないが、萩生田のバックには森元首相がいる。

岸田が森に逆らうことはありえない。で、あれば、萩生田の意向を汲んだ森が岸田を説得すれば、早期解散を断念する可能性が極めて高くなるだろう。

ただ、茂木と石井は30日に再会談するとのことなので、茶番説を断言するにはまだ早い。

そこで、以下では、自公決裂ガチ説の立場から思う所を述べていく。

自公の関係がかつてないほど険悪になっていることは事実のようである。

NHKニュースサイトによると、原因の一つとして両党のパイプ役の不在を指摘しているが、その通りだろう。

かつての自民党なら、今報道されているレベルの問題で事態が表面化することはなかったと思われる。

交渉を担当している茂木幹事長は、元々公明党との関係は希薄なので、パイプ役にはなりえない。

たとえ茂木が適任だとしても、この男の目立った行動は、岸田のボスの一人である青木幹雄が許さない。このあたりの人間関係は岸田も頭が痛いと思われる。

公明党との関係に限って言えば、二階俊博がパイプ役として適任だと思うが、岸田としては非主流のこの男に全面的に頼るのは体裁が悪すぎる。

岸田の相談役の一人である麻生太郎も、茂木同様に公明との関係は遠く、パイプ役にはなりえない。

森も公明とのつきあいはそれほど深いわけではないのであてにできない。

森お気に入りの安倍5人衆はといえば、公明党との関係云々以前に、萩生田も含めてそもそも彼らは調整役の器ではなく、論外である。

選挙対策委員長の森山裕は人格的にはその器だと思うが、強力なパイプ役になるには肩書きが弱い。

かつては小沢一郎が強力なパイプ役として機能していた。(良し悪しはともかく)。

小渕政権時代に官房長官だった野中広務は、回顧録の中で小沢について次のように語っている。

当時、野中は小沢を「悪魔」と公言し、蛇蝎の如く嫌っていた。

ところが、参議院でねじれが生じ、小沢率いる自由党との協力関係を余儀なくされる事態が生じていた。

亀井静香の仲介により、高輪プリンスホテルで小沢と対面した野中は、小沢に対し、

「今まで非常に不都合なことがありましたけれど、こういう国家的危機ですから、一つご理解をいただいて、、、」と言いかけると、小沢が

「もういいじゃないか、個人的なことはいいじゃないか。それより政策だ」
と言って、すぐに周辺事態法のような話をし始めたという。小沢らしいエピソードである。

ともかく会談はうまくいったようで、後日小沢は国会の円滑な運営の協力を約束したという。

小沢は公明党を政権与党に格上げさせた負の功労者でもあるが、それを今責めたところでどうにもなるものではない。

この逸話を今更ここで紹介したのはそのことを言いたいからではない。自民と公明の関係について、公明が与党になる以前、両者は長らく敵対関係にあったと言われていたが、

野中によると、当時連携候補として浮上していたのは、小沢自由党ではなく、何と公明だったという。加藤紘一が公明とパイプを持っていて、実際に冬柴鉄三らと会談したという。

何のことはない。表向きは敵対していたようにみせかけて、実は当時から裏で色々つながっていたということである。

だから今回の騒動もやらせなのかガチなのか、まだわからないのである。はっきりしているのは、当時のような重厚な策士が今はいないということだけである。

本来ならリーダーの岸田が先頭に立ってパイプ役になるべきだと思うが、岸田は公明に正面から相手にされていない。

何せバカ息子を公邸で遊ばせているようなリーダーである。この男に水面下の交渉は人望的に無理であろう。

今回の一連の騒動が表面化した原因は、岸田のリーダーシップの欠如にあるといってよい。

この与党のゴタゴタを野党(ゆ党の維新と国民民主は除く)が活かさない手はないだろう。

東京限定とはいえ、自公が選挙協力解消となれば、野党にとっては願ってもない展開となる。

ところで、真の野党が今のところれいわ新選組しか存在しないのは残念である。

「政治はケンカだ 赤石市長の12年」(泉 房穂、 鮫島 浩著)の中で、

泉はれいわ新選組の勢力が伸び悩んでいる理由について、山本太郎の個人商店の印象が強いからだと述べているが、同意できない。

れいわが伸び悩んでいる理由は、大メディアが相手にしないからの1点に尽きる。

NHKらのテレビが連日れいわの議員を取り上げれば、岸田政権批判の受け皿として、比例で800万は超えると断言できる。

2020年の小池百合子の都知事選がテレビの力を証明している。中身ゼロ、政策ゼロ、疑惑紛々でも、連日のコロナ会見の露出が効いて、小池個人商店は366万票もとった。

宇都宮健児氏、れいわの山本他、強力な候補者がいる中での巨大な圧勝劇であった。

れいわは中身ゼロではない。大メディアは取り上げないが、彼らは彼らでできるだけの政策提案、情報発信を行っている。

だが、如何せん全国民に行き届かない。テレビの情報発信、露出がなければ存在感が希薄になっていくというのが現実である。

そもそも既得権益側のテレビは、それに対抗する彼らの存在を無視している。だから、彼らがテレビに取り上げられる方法があるとすれば、国会でのパフォーマンスしかなくなる。

牛歩戦術や「もっと本気で闘う野党の復活を」「与党も野党も茶番」などと紙を掲げて目立つしか方法がないのが現状だろう。

れいわは山本の個人商店ではない。櫛渕万里、大石晃子の共同代表らもできるだけのことをやってアピールしている。

今回の彼女らの国会内での行動を批判するのに頭は使わない。

だが、何もせずにきれいごとばかりを言って批判するのは、自公政権支持者と権力の走狗となっている大メディアだけで十分にしてほしい。

6割の無党派層は真正野党の彼らの言動にもう少し注目すべきである。

ところで、先の著書で、泉氏は野党第一党の党首について、

「ウソでもいいから政権をとって、私が総理大臣になったらこうしますと言わなあかんのよ。かつての社会党のように」

「万年野党でとりあえず今の立場に安住しているようでは国民の期待感は高まらない」

「それこそツイッターもある時代ですし、日々国民に対するメッセージを発信する、つまり国民の共感や期待感を書きたてる能力が求められている」

と言い、聞き手の鮫島氏も

「次の総選挙で政権交代は難しい、次の次を狙うなんて言っている野党第一党の党首では話にならない」と述べている。

その通りだろう。だが、そもそも泉健太に「次の次」はない。

というか、この政党に次の次のことを考えている余裕はない。

先のことを考えるよりも、今やるべきことを実行すべきだろう。

それは何かとたずねたら、党内で緊急動議を提案して代表選を行うか、分党を決断するか、である。

解散までにまだ時間はある(と思う)。自公がすったもんだしている間に、いい加減腹をくくる行動を示すべきである。


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