fc2ブログ

菅政権崩壊間違いなしで主要野党の政権奪取が現実味を帯びてきた 

2021年8月22日

 


 

雑誌「月刊日本」9月号に二階幹事長のインタビュー記事が掲載されているが,一言で言うと失望した。二階にではなく,雑誌にである。

 

「月刊日本」は「諸君」や「Hanada」らの読むに堪えない代物とは一線を画した極めてまともな評論誌だとこれまでは思っていたが,今月号からその評価を改めざるをえない。

 

件のインタビューでは,徹頭徹尾二階に腰が引けており,突っ込みもまったくみられなかった。

 

選挙前の単独インタビューなどそうそうめったにない機会なのだから,たとえば,河井事件の1億5千万円の原資問題なども俎上にのせるべきであった。その上で,

 

「決裁書には二階氏の印が押されているが,支出は独断で決めたことなのか。誰かと相談として決めたことなのか。安倍当時首相とのやりとりはあったのか」程度のことはジャーナリストして問いただすべきであった。


だが,そのような問答が皆無であったことは言うまでもない。

 

インタビューでの二階の受け答えは,全体的に長文でつづられており,言葉遣いが丁寧で,かつ,ロジカルに語られていた。

 

だが,記者会見での彼のたどたどしい語りを見れば明らかなように,記事で書かれていた言葉遣いは記者が脚色したものと思われる。

 

言葉遣いだけのねつ造ならまだいいが,話の内容まで改変,脚色していたとなれば論外となる。そこまでやっている証拠は見つけれないが,すべてを疑わずにはいられないというのが本音である。

 

いずれにしても,結論として言えるのは,忖度丸出しの提灯記事であることに疑いの余地はなく,読むに値しないということだけは間違いない。

 

長年信用して読んできた評論誌だが,今回の記事でもう信じることはできなくなったのは残念である。

 

ところで,小池東京都知事が五輪パラへの学徒動員にこだわっている。その理由は,二階の指令によるものと考えてよい。見返りは小池の国政復帰の後押しである。

 

この手の話は利権がらみと相場が決まっているのだが,学徒動員強行で小池に目に見える見返りがあるというわけではなさそうである。

 

学徒動員利権について色々調べたが,ネットからは情報を得られない。

 

書物では「世界の黒幕「悪魔のシナリオ」 東京五輪&新型コロナワクチン 超陰謀大全」という本の中で,小池は五輪利権に絡んでいない主旨のことが書かれているが,他の書物からは情報を得ることができなかった。

 

ただし,上掲の本はタイトルからわかるように,いわゆる陰謀論を展開しており,著者も「国際ファクト研究所」なる正体不明の団体が書いているなど,主張の信憑性に難がある。

 

おそらくこの「研究所」の正体は,出版元の宝島社の社員たちだと推察されるが,その憶測はここではどうでもいい。

 

小池に話を戻す。ここにきて天敵の菅義偉にも歩み寄りを見せ始めているが,あの鉄面皮にも相当焦りがあるということなのか。

 

だが,菅をあてにしてはいけない。確かに彼は国の最高権力者だが,あまりにも無能でバカすぎて国民の信頼をすでに失っている。


そのような男を後ろ盾にしようというのだから,小池の状況判断もかなり狂ってきている。正気を失っているという言い方のほうが正しいともいえる。

 

何度でも書くが,菅という男は利権あさりと保身しか興味がない政治家である。その男がここ数日関関心を抱いていたのは横浜市長選であった。

 

その横浜市長選だが,22日に投開票が行われ,菅が肩入れした小此木が大差で主要野党候補の山中氏に敗れた。

 

小此木の敗因は次の2点である。

 

小此木は選挙前にこのように考えていたのではないか。

 

「8人の候補者でIR誘致賛成を明確に主張していたのは2人で,他の6人は反対派である。

 

おそらく賛成派2人の票を合算しても,当選ラインに届かないだろう。

 

市民の多くの票は反対派に集中するはずだ。反対派候補が乱立すれば票が割れて不利になるのが通例だが,俺(小此木)の場合そうはならない。

 

俺の知名度はこの地で群を抜いている。他の候補者を見ろ。田中康夫も知名度はあるが,この地では俺ほどではない。他の候補者は何をかいわんやだ。

 

山中など市民は誰も知らない。総理を先頭に,官邸自民がバックアップしてくれている。そもそも国会議員だった俺が市長選レベルで負けるはずがない。勝つのは自分以外に考えられない」と。

 

だが,彼は無名の野党候補に大差で負けた。敗因の1つ目は,皮肉なことに菅の露骨なバックアップが仇になったということである。

 

既に国民の大半から見放されている菅の介入が横浜市民に嫌悪されたということである。

 

この敗因理由の1つ目はまず間違いない。問題はもう1つの理由である。

 

おそらく横浜市民の多くは,小此木のうさんくささを警戒したのではないか。

 

小此木は,IR誘致に前のめりの菅にケンカを売るような形で国会議員を辞め,誘致反対を掲げて今回の市長選に立候補を決めた。

 

菅にしてみればとんでもないことだが,なぜか菅は宗旨替えした小此木の全面支持に回った。

 

私が横浜市民なら,これは菅と小此木が組んだ誘致のための猿芝居ではないかとまず疑う。

 

つまり,コロナが一段落するか,または来年再来年のあたりで,

 

「状況が変わった。誘致に支障がない社会状況になった」などと言って突如推進に転じる可能性を疑うということである。

 

林前市長の変心の例があるので,この点は横浜市民も十分警戒していたはずである。

 

小此木は安倍政権下でも要職を務めていた筋金入りの安倍・菅一味の一人である。ウソ八百は日常茶飯事,お手の物である。

 

菅は,小此木の父(彦三郎)の秘書を務めており,小此木とは小学生の頃からの付き合いがある。

 

そのような深い縁がある小此木が,IR誘致云々といった各論の政策の違いだけで,菅と袂を分かつなど考えられないのである。

 

今回の立候補にはドス黒い策謀があったと考えるのが自然だろう。

 

そもそも菅がIR誘致を断念したとは思えない。確かに米国のカジノ業者の多くは撤退したが,その代わりに中国の業者が絡むようになってきており,利権はまだ死んでいないからである。

 

中国と言えば二階幹事長である。菅の最大の後ろ盾は二階幹事長である。これ以上は今回書く必要はないだろう。

 

当選した山中氏にも人格面などでやや疑わしい点はあるが,菅一味直属の候補を破った意義は大きい。

 

横浜市長選の結果を受けて,主要野党が衆院選で戦うのは菅政権ではなく,あらたな自民総裁が率いる自公政権相手となる可能性が高くなったといえる。



 

スポンサーサイト



0 Comments

Leave a comment