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れいわ新選組の台頭から予測する今後の政局の行方 

2019年7月25日


 


 

 

 

今回の参院選は,安倍与党が過半数を制した。

 

自民党の改選議席は66で,当選したのが57人なので,9議席の減である。


他方公明党は,改選11から3増の14議席を得ており,非改選と合わせると,過去最多に並ぶ28議席となった。

 

言うまでもなく,国会を支配するのは,過半数を制した勢力である。その意味において,今回参院選の勝利者は,誰がなんと言おうと安倍与党なのである。

 

今回の選挙結果が意味するのは,日本人の70パーセント超を不幸に陥れる安倍与党が今後も続いていくということに他ならない。

 

3年前の参院選から,自民が比例で240万票,公明が100万票も票を減らした。

 

他方,「れいわ」は,230万票,「N国」は97万票を得た。

 

細かい分析は必要だが,この数字だけ見れば,前回自公に投票した無党派層340万人の票が,そのまま「れいわ」とN国に流れたと考えることもできる。

 

つまり,今回,主要野党,中でも立憲の票が意外に伸びなかったのは,この新興勢力に食われたからだと考えられるのである。

 

認めたくないが,今回,野党共闘を壊して安倍与党の過半数勝利をアシストした中心犯人は,れいわとN国だと考えざるをえない。

 

選挙区をみても,たとえば,東京は,れいわとN国の候補者がいなければ,立憲の候補者が自民党の武見敬三氏を倒して当選していたと思われる。

 

もちろん山本太郎氏も立花氏も,安倍与党候補をアシストしようなどという意図はなかっただろう。だが,今回は結果的にそうなってしまった。

 

れいわとN国,特にれいわの台頭は,主要野党にとって,今後難しい対応を迫られる結果となった。

 

山本氏は,次の国政選挙で100人超の候補者を立てて,更なる党勢拡大を目指すことを公言した。


今のところ,現主要野党への忖度が山本氏には見受けられない。

 

立憲の枝野代表は,れいわとの連携に前向きだが,山本氏がどの程度受け入れるのか。

 

この点が,立憲にとって,次の衆院選に向けた戦略上の最大ポイントになってくる。

 

立憲とれいわは主要政策がほぼ共通していることから,両者の連携は困難ではないと考えたいところだが,

 

仮に,山本氏が衆院選で,本当に候補者を100人も立てる準備を進めれば,政策の共有云々の問題以前に,そもそも選挙区の候補者調整が極めて難しいものとなってくる。

 

そこで,舵取り役として出てきそうなのが,山本氏のかつての師匠にあたる小沢一郎氏だが,今は,山本氏も枝野氏も,国民民主に合流した小沢の言うことなど聞く耳を持たないと思われる。

 

立憲を中心とする主要野党が,現時点で,次の衆院選に向けての必勝シナリオを描ける状況ではないことに疑いの余地はない。

 

故に,この状況で,年末に解散総選挙となると,野党が過半数を制するのは難しくなってくる。

 

このあたりを安倍官邸がどう読んでいるのか,これも現時点では推測が難しい。

 

すべては,枝野氏と山本氏の今後の動きにかかってくるものと思われる。 



 




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