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トランプと金正恩未満の信頼関係しか築けない安倍晋三 

2019年6月30日

 


 

6月29日配信のTBSニュースサイトによれば,サミット議長国の役割は、


「世界共通の課題について参加国に議論を促し、結束したメッセージを取りまとめること」らしい。

 

ところが,首脳宣言となる「大阪宣言」を読むと,

 

「○○を実現するよう努力する」

「○○の見直しが必要である」

「○○の重要性を強調する」

 

といった努力目標,スローガンばかりが並べられている。「結束したメッセージ」を取りまとめた形跡など微塵もない。

 

世界最大の関心事の米中貿易戦争は,トランプが追加関税を行わないと述べたことで,米国が一定の譲歩を示した形となったが,今回の会合で成果らしいものはこれだけである。

 

無論,このことが,議長国の舵取りの成果によるものではない,ということは言うまでもないだろう。

 

そうなると,今回,安倍総理は,結局何をやっていたのか。

 

イラン情勢の緊張緩和に向けた外交努力を促していたようだが,このテーマは,米国以外の首脳に働きかけて解決できる問題ではない。

 

29日,米軍は,カタールのアル・ウデイド空軍基地に,ステルス性能を持つ最新型戦闘機F22を派遣したとの声明や関連写真を発表している。

 

CNNによれば,今回の配備は,イランのS300などの防空ミサイル網を破壊するのが目的であるとのことである。

 

イラン情勢の緊張緩和は,米国に説示すべきテーマなのである。今回の米国の配備は,G20の最中に起こった。

 

トランプは,安倍の言葉などに全く聞く耳をもたないということなのだろう。これが現在の日米関係の現実である。

 

今回,トランプの娘婿で,大統領上級顧問のジャレッド・クシュナーも来日していたが,彼の狙いは,パレスチナを支援するための投資ファンドの設立資金を日本からせしめることにあると憶測する。

 

6月26日,クシュナーは,バーレーンの首都マナマを訪れ、米政府の「新中東和平案」の一環として、パレスチナ経済の発展に関する展望を語り、投資を募っている。

 

それに加えて,ヨルダン川西岸とガザ地区を結ぶ高速道路の建設事業の投資資金を募っており,最低でも日本円で5兆5千億円必要だとぶちまけている。

 

この米国主導の「復興事業」は,イスラエルべったりでユダヤ狂信教徒のクシュナーが関わっているということもあり,パレスチナの警戒心は半端ではないことから,中東周辺国から5兆円超もカネが集まるとはとても思えない。

 

そうなると,出番は,米国盲従の日本である。安倍晋三氏である。


クシュナーに言われるがままに,ほいほいカネを差し出すのは目に見えている。今回の彼の来日目的はおそらくこれであると思われる。

 

クシュナーは,今年5月30日に開催された,あのビルダーバーグ会議にも出席者として名を連ねており,とにかく胡散臭い男である。彼の動向は,日本にとっても要注意であると思われる。

 

話をトランプに戻すが,彼は30日,韓国と北朝鮮を隔てる非武装地帯を訪れ,板門店の軍事境界線を挟んで,金正恩と握手したうえで,軍事境界線を越えて北朝鮮側に入ったという。

 

トランプは,金正恩との首脳会談後に,

 

「きょうは大きな一歩だった。とても長い話し合いができ、前向きな一日となった」

 

「今すぐに金正恩書記長をホワイトハウスに招待したい」

 

などと語ったという。


NHKのニュースサイトは,「キム・ジョンウン(金正恩)委員長との関係をつなぎとめたいトランプ大統領の強い意向のあらわれと言えます。」と伝えているが,その通りだろう。

 

トランプは,以前,金正恩と恋に落ちた,と語っていたが,安倍氏とは恋に落ちていないのか。

 

トランプが金正恩について語る言葉と,安倍氏について語る言葉には雲泥の差がある。これはつまり,安倍氏との信頼関係の深度は,金正恩よりも下だということである。

 

つい1ヶ月前の,あの過剰接待も,何の成果もなかったということである。


安倍氏が日本の最高指導者であることを日本人として実に恥ずかしく思っているのは私だけではないことを願う。




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