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山梨県知事選で立憲の推薦候補が敗北した理由は明らかである 

2019年1月27日

 


 

1月27日に投開票が行われた山梨県知事選は,与党推薦の長崎幸太郎氏が立憲と国民民主推薦の現職候補に勝利した。

 

ここ1,2年の選挙をみると,与野党候補者の力が同等と仮定した場合,全国どこでも,だいたい与党5,5,野党4,5の得票比率になる。

 

沖縄県知事の玉城氏のように,野党候補でも知名度が与党候補より上だと,もちろん野党候補が勝つが,

 

今回の立憲,国民民主推薦の後藤氏は,現職ではあったが,県内での知名度という意味では長崎氏と同レベルだった。

 

だが,知名度抜群の小泉進次郎が,長崎氏の応援演説のために山梨入りしたことにより,後藤氏は,進次郎の存在感に凌駕された。

 

では,後藤氏も,知名度では進次郎に引けを取らない枝野幸男氏に応援演説を頼めばよかったのでは,ともいえそうだが,後藤氏は,枝野氏だけでなく,国民民主の応援も断っている。

 

後藤氏が敗北した理由は2つあるが,一つは,そのことと関係がある。進次郎効果など実はたいしたことではない。立憲と国民民主双方から推薦を受けたのが失敗だったのである。

 

ただし,プラス自由,社民,共産の推薦があれば話は別である。野党共闘の成果として主要野党が一丸となって後藤氏を応援する,そうなっていればよかったと思う。

 

他方,立憲が単独で後藤氏を推薦してもよかったと思う。

 

だが,「立憲と国民民主の推薦」はダメである。これでは,旧民主党推薦と言っているのと変わらなくなるからである。

 

要するに,見た目,印象が悪すぎるのである。さらにいえば,中身もにごってきて,クリアーさがなくなり,新鮮味ゼロになる。

 

実際,某自民党議員はブログで,「山梨県民の皆さん,旧民主党系の議員に山梨県政を任せていいのか」と本質を突いている。

 

私が後藤氏なら,枝野代表に応援を頼みたいが,国民民主の推薦を受けている手前,玉木代表も呼ばざるを得ない。

 

だが,玉木氏を呼んでも票が増えるとは思えない。それどころか減るかもしれない。だったら,枝野氏の応援も断るしかない,ということになってしまうのである。

 

後藤氏敗北理由の2つ目だが,4人の候補者の得票比率が示しているように,与党対野党が1対1の構図であれば,野党候補は勝っていた。

 

花田仁 (日本共産党推薦)  16467票 (4,1パーセント)

 

米長晴信( 無所属)  17198票 (4,3パーセント)

 

後藤斎 (無所属,立憲,国民民主推薦))  (166666票 (41,8パーセント)

 

長崎幸太郎 (無所属,自公推薦))  (198047票) (49,7パーセント)

 

以上のように,長崎氏は,半分以下の得票比率だが,それでも当選した。理由は,当選可能性がない共産党候補者が一定の野党票をとってしまっていること,

 

もう一つは,当選可能性が全くないが,そこそこ名前が知れている候補者(どちらかといえば,野党系)が出てきて,野党票を吸収していること,

 

である。

 

1人区で野党候補者が負けるお馴染みのパターンであり,負けるべくして負けたということである。

 

今回の選挙をふまえて,今後の選挙で与党に勝つための戦略を考えた場合,次のようになる。

 

1人区の野党候補者は立憲民主党の候補者1人に絞る。共産党は1人区で候補者を出してはいけない。

 

 

無所属の候補者には裏金でも渡して立候補を断念させる

 

国民民主党候補とは「あらゆる意味での」調整が望ましいが,立憲は無理に妥協する必要はない


 である。

 

裏金戦術は,昔から自民党の得意技だが,野党も実行を決意する時期が来ているといえるだろう。




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