枝野代表は7月に内閣不信任決議案を提出すべきである 

平成30年6月27日

 


 

国会が7月22日まで延長される。

 

延長の理由について,与党は,彼らが勝手に重要法案と位置づけているいくつかの法案成立のためだと説明している。

 

確かに,それもあるだろう。一方で,総裁選候補者の動きを少しでも長く封じておきたいという安倍総理のよこしまな計算もあると思われる。

 

だが,それはそれでいいだろう。総理の意図がどうであれ,会期を延長すれば,その分血税を費やすことにはなるが,今回に限っては非難されるべきことではない。国会でもりかけ疑獄を野党が徹底追及できる時間がその分増えるのだから。

 

安倍総理は「丁寧に」「謙虚に」「誠実に」説明していこうという気持ちに改めたのだろうと善意に解釈したい

 

と,思っていたら,何のことはない,彼は7月11日にまた外遊を計画しているというではないか。彼の頭の中は,もりかけ疑獄からの逃避と総裁選のことしか頭にないということである。

 

外遊先は西欧の予定が伝えられているが,肝心の北朝鮮訪問計画の進捗状況はどうなっているのか。

 

このところ,北の労働党新聞は,米韓への非難を止めて,安倍総理への攻撃をヒートアップさせている。同新聞の記事は,金正恩の言葉そのものであることから,彼の安倍氏に対する嫌悪感は相当なものだと推察される。

 

金正恩に嫌われている安倍氏が日朝会談を実現させるには,米国が媒介するしか方法がないだろう。仮に米国抜きで実現させようとするならば,5兆~10兆円規模の戦後補償(名目は何でもいい)を無償供与を約束するという方法しかないだろう。

 

国会の話に戻るが。巷で予測されていた衆院解散は,しばらくはなくなったと考えていいだろう。


その理由だが,ここに来て,安倍総理が3選に向けて具体的に動き出しており,彼自身,早期の解散を考える理由が希薄になってきているのではと思われるからである。

 

数ヶ月前はもりかけ疑獄で死に体寸前だった安倍総理が強気に転じた理由は何か。2つ考えられる。

 

1つは,内閣支持率に落ち込みが見られないことである。NHKが6月8日行った世論調査では,支持率が38パーセント,支持しないが44パーセント。

 

この数字は3ヶ月落ち込んでいない。他のメディア調査も同様で,逆に支持率が上昇しているものもある。

 

2つめの理由は,新潟県知事選の結果である。自公支援候補者が勝ったことに気をよくしたのだろう。

 

だが,私は予測する。安倍3選なら,来年の参院選は,たとえ自公が勝ったとしても,ぎりぎり過半数を確保できるかどうかだと。

 

内閣支持率が下げ止まり傾向にあるといっても,支持率は38パーセントしかないのが現状である。

 

24日に開票されたトルコ大統領選では,現職のエルドアン大統領が得票率53パーセントで当選確実とした。(正式な最終結果は29日公表)

 

エルドアンには批判派も多いが,支持者も同数程度に多かったことから,接戦になることは予想されていた。そして最終的にトルコ国民は彼を選んだ。だが,日本の安倍総理は,批判派よりも支持者が多いとは到底思えない。

 

もし日本で総裁選が国民投票で実施された場合,支持率38パーセントの内閣府の長が国民から過半数以上の支持を得て再選できるわけがない。

 

38パーセントの中身は,野党に期待を持てない国民の,小泉進次郎や石破茂などに対する将来への期待票と考えるべきである。

 

つまり,今の安倍総理個人への国民の支持など,38パーセントの中の半分あるかないかではないかと思われる。


新潟県知事選に自公支援の花角氏が勝ったというが,野党候補者と一騎打ちになっていたら負けていた可能性が高い。

 

花角氏が勝てたのは,安中聡という,当選不可能だが,それなりに票を取るであろう野党候補者が,池田千賀子氏が獲得すべき票を奪い去ったからに他ならない。

 

この新潟県知事選の翌日に行われた東京都中野区長選では,自公推薦候補者が野党推薦候補者に競り負けた。

 

6月24日の青森県五所川原市長選でも,自公推薦候補者が無所属新人のタクシー会社役員に競り負けた。

 

本当に全国的に安倍政権の支持が磐石であるならば,直近の地方選でこのような結果にはならないはずである。

 

安倍政権の足元はかなり脆弱であるといえる。しかし,だからといって,自民党の支持が急速に落ち込んでいるというわけでもない。

 

来年の参院選で自公が勝っても過半数ぎりぎりだろうというのは,そのような理由に基づくものである。

 

直近の地方選の結果が示すように,与党と野党の力は5,5対4,5の僅差であると考えるべきである。

 

国会閉会までに5分5分を目指すべく,野党は,ワールドカップで日本が敗退した翌々日にでも内閣不信任案を提出して自公議員に踏み絵を踏ませるべきである。

ただし,決勝戦まで進んでしまうと,少し遅くなってしまうので,それはそれで別の問題が出てくるので難しくはなるのだが。


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