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わけのわからん候補者が野党共闘をぶち壊した今回の新潟知事選 

平成30年6月11日

 


 

安倍総理は,日本時間の10日午前,カナダのホテルで記者会見し,


「北朝鮮による日本人拉致問題は,最終的に日本と北朝鮮との間で直接協議して解決する」と述べて、日朝首脳会談の実現に意欲を表明し,

そのうえで、「核、ミサイル、拉致問題が解決し、国交が正常化した後には経済協力を行う」と述べたが,これには思わず苦笑いしてしまった。

 

別に安倍総理が私のブログを読んで戦略を変えたわけではないだろうが,どのような動機,背景があるにせよ,日朝首脳会談の早期実現を望むのは悪いことではない。

 

世界に向かって「最大限の圧力」のほらを吹くのは,会談の結果を踏まえてからにすべきだろう。

 

それはともかく,今日書きたいのは,朝鮮半島問題ではなく,新潟知事選についてである。

 

6月10日に行われた新潟知事選は,自公が支持する花角英世氏が当選した。

 

投票結果は,

 

花角英世(自公支持)54万6670票

池田千賀子(5野党,無所属の会支持)50万9568票

安中聡 (無所属)4万5628票


だった。

 

得票数が示すように,池田氏と安中氏を合わせると,自公支持候補は負けていた。

 

結果的に,第三候補者の安中氏が野党支持候補を負けさせるために,自公をアシストした形になってしまったということになる。

 

野党統一候補が勝つには,同一選挙区で自公候補者と1対1の構図にもちこむ必要がある。

 

いくら選挙区で主要野党が共闘しても,政策的に与党と対立する他の候補者が現れると,否応なく野党候補と票を分け合うことになってしまうからである。

 

これが,たとえば,私のような無名の人間が何人立候補して乱立しても大勢に影響は出ないので,そのような事態であれば問題視するに値しない。

 

ところが,これが中途半端にそこそこ名前の知れた,ある程度票を取りそうだという与党対立の第二候補が現れると,主要野党にとってやっかいなことになる。

 

今回の安中聡氏がまさにそれである。安中氏の選挙公約,基本姿勢は池田氏と全く変わらない。

 

安中氏は,全国的には無名だが,新潟県内ではそこそこ名前の知れた人物である。

 

2010年の 参議院議員選挙に出馬して落選したが,これといったバックがない中での選挙戦で24300票を獲得した。

 

翌年の10月,五泉市議会議員選挙に立候補して当選して市議会議員となり,15年にはトップ当選を果たした。

つまり,国政や知事選で当確が出る程の人気はないが,市議会議員に当選するレベルの票は取れる候補者だということである。

 

今回の知事選でも4万票を獲得したが,結果的にこれが天下分け目となってしまった。

 

安中氏の出馬が,野党分断をもくろんだ自公の計略という証拠はない。

 

安中氏が自公の回し者かどうかはともかく,いずれにせよ,今回の知事選の結果を受けて,与党は,選挙区での有効なひとつの戦略として,今後引き続き利用する可能性が高いと思われる。

 

参院選はともかく,次の衆院選に向けて,今回の新潟知事選は,主要野党に新たな課題を突きつけたと言ってもよい。




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