蚊帳の外の日本ができることを改めて提言したい 

平成30年6月9日

 


 

5月30日付当ブログ 「安倍総理の海外逃亡作戦と売国計画を許してはいけない」の中で,私は,6月7日の日米首脳会談の中身を予測した。

 

拉致問題解決の懇願とバーターで,安倍総理はFTA2カ国間交渉を快諾するだろうと。

 

全くその通りになってしまった。安倍総理はさらに,軍用機や航空機、それに農産物など数十億ドルに上る米国製品を購入すると約束したという。これはトランプ自身が言っていることなので,間違いない事実である。

 

私は別に予測が当たったからと言って自慢しているわけではない。当ブログをお読みいただければわかることだが,安倍総理が,日本政府が思いつきそうな,何の得にもならないディールは止めるべきである,と,僭越ながら一人の主権者の立場から提言しているだけである。

 

日本から拉致問題解決を懇願されたトランプは,金正恩と次のようなやり取りを交わすはずである。(以下,会話は架空だが,米ロ中韓の投資話はすべて事実に基づいている)

 

トランプ:「拉致問題についてのあなたの現状認識をお伺いしたい」

 

金正恩:「日本がどう言おうが,拉致問題は解決済みというのが我々の基本姿勢だ」

 

トランプ:「それでは,日本が納得しない。拉致問題の事実を改めて認めた上で,まずは日本に謝罪し,それが現段階で本当に解決済みなのかどうか,そのことについて再度調査に取り組んでいくことを約束してほしい」

 

金正恩:「承知した」

 

トランプ:「ところで,あなたの国への投資計画について,他国とはどれぐらい話が進んでいるのか。差し支えない範囲で教えてほしい。

 

金正恩:「韓国とは,61日に行われた南北閣僚級会談で,開城工業団地再開に向けた南北共同連絡事務所の設置が決まっている」

トランプ:「中国とはどうなのか?」」

 

金正恩:「中国では今年3月,「国家国際発展合作署」という部署が新設されたが,この部署で,我々に対する経済支援が具体的に計画されることになった。具体的内容については,水面下で交渉している最中だ」

 

トランプ:「ロシアとはどうだ?」

 

金正恩:「5月31日にラブロフ外相が訪朝して私と会談し,プーチン大統領の親書を手渡された。プーチン氏の考えは,ロシアの鉄道や天然ガス、電力などが朝鮮半島を経てシベリアに連結すれば、朝鮮半島の安定と繁栄に貢献するだろうというものだ。」

 

トランプ:「多方面でかなり話が進んでいるようだな。6月1日に金英哲北朝鮮統一戦線部長と私は,ホワイトハウスで有意義な会談を行った。あなたは,元山(ウォンサン)、馬息嶺(マシクリョン)付近に、カジノなど観光商品を開発できるよう,我々からの投資を望んでいると伺った,これは大変興味深いテーマだ」

 

金正恩:「光栄です」

 

トランプ:「我々米国は,「インフラ」「エネルギー」「農業」の3つの柱を軸に,あなた方に投資を行いたい。それにより,あなたがたがは,今の韓国と同レベルに到達するほど経済復興するはずだ。そして,投資した米国の復興需要は,我々の試算によれば,10年間で約4兆ドル(約440兆円)になるだろう。これはお互いに得のある話だ

 

などといった具合に,拉致問題は,トランプに悪気がなくても「蚊帳の外」に置かれることになるだろう。

 

つまり,日本はトランプから,いいようにカネをむしりとられ,貿易戦争でも完全降伏させられ,米国のATMとして利用されているということだ。

 

万事日本はやることがトンチンカンなのである。日本政府が本当に拉致問題を解決したいと思うのなら,2012年末以後の安倍政権下で,安倍総理自身が平壌を訪れて,金正恩と鼻を突き合わせて話し合うべきなのである。

 

それを全くせずに,米国だけでこの3ヶ月の間に2度も訪れている。ここに大きな問題があるということなのである。




スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment