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国民民主党結成で立憲と共産党が得をすることになる 

平成30年5月7日

 

 

 

4月23日,自民党の二階派が政治資金パーティーを開き,安倍総理を支える意向を示し,5月7日の石原派の政治資金パーティーでは,会長の石原伸晃が安倍政権を支える考えを強調した。

 

自民党にも安倍政権にもまだ余裕があるということなのだろう。彼らは,一連の疑惑などから逃げ切れると踏んでいるようである。

 

確かに,5,6月は疑惑や不祥事報道から逃れるためのイベントが目白押しである。テレビメディアの政権追及報道が下火になるであろうこの間に支持率が少しでも回復すれば,山は越えられると彼らが考えていても不思議ではない。

 

それにしても,岸田も石破も総裁選に出るのかでないのか,煮え切らない態度は相変わらずだ。「自分が総理になって,この国を引っ張っていく」という気概が彼らには全くないと言わざるを得ない。

 

世論の動向や風を気にするばかりの彼らに,リーダーとしての適格な資質があるとはとても思えない。いっそのこと,彼らには総裁選出馬を明確に断念していただいて,出馬を明言している野田聖子に投票して安倍政権を下野させてほしいものである。

 

岸田や石破の動向はともかく,安倍政権も自民党も今なお強気なのは,現状で衆院選挙をやっても野党には負けないという自信があるからだろう。

 

その野党だが,7日,民進党と希望の党の所属議員が,東京都内で「国民民主党」の設立大会を開いている。

 

暫定代表の一人となった民進の大塚耕平は、記者会見で,次期衆院選での政権交代を目指す考えを表明したが,バカも休み休み言えといいたい。

 

次期衆院選,と彼は言うが,来年衆参ダブル選挙でもやられようものなら,62人のうちの3分の2は落選必至である。党の政策どうこうという問題ではなく,野党の浮揚を握る知識と教養のある無党派層が彼らのメンツにそもそも期待していないのである。

 

私に知識と教養があるかどうかはともかく,理性的な無党派層の私が言うのだから間違いない。

 

だが,このたわ言だけならまだいい。彼は,5日,ネット番組で、共産党に対して,選挙区内の候補者調整にケチをつけるような発言をしていたのには唖然とした。

 

昨年の衆院選で,共産党は小選挙区内での候補者調整に配慮していたと思う。日刊ゲンダイは,「2016年の参院選1人区で民進が7議席も取れたのは、すべて共産が候補者を下げてくれたからであると評している。

 

その日刊ゲンダイは,大塚の発言を「野党共闘に水をさした」と分析しているが,私はそうは思わない。この発言は,立憲と共産にとっては渡りに船になるのではないかと思っている。

 

「野党共闘」と言っても,小沢一郎氏が週刊誌のインタビューなどで語っていたように,他党が共産党と連立を組むことはありえない。共闘といっても,個々の政策での協力と小選挙区での候補者調整に限られる。

 

特に後者の候補者調整は,自公政権を倒すために必要な戦略の核になる。だが,それもほどほどにしたいというのが共産党の本音ではないだろうか。

 

共産党員の中には,小選挙区に候補者を出さないと,比例区の票獲得に不利に働くのではと指摘をする者がいる。現に昨年の衆院選ではその懸念が的中してしまった。

 

共産党が,他党と連立を組む意志を持つことはない。もちろん,いくら彼らが票を取ったところで単独過半数を取るまでに至ることもまずない。そのことは当事者である彼らがよくわかっている。

 

つまり,彼らは野党のままでいいと思っている。ただ,理想は,次の衆参選挙で,現有議席のプラス5ぐらいはほしいというところだろう。最悪でも現状維持である。1議席でも減らせば負けである。

 

昨年の衆院選では,野党共闘が成功したと彼らは強調したものの,不覚にも議席を減らしてしまった。だからこそ,次の国政選挙で新たな選挙戦略を立てないと同じ轍を踏むことになるのではという危機感が彼らの中にはあるはずである。

 

だが,具体的にどうしていいかわからない。そこにきて今回の大塚発言である。

 

共産党からすれば,「これまで我々はできるだけ協力してきたつもりなのに,いったい何を言っているのか。不満なら国民民主党とは選挙協力しない」と言いやすくなったのではないか。

 

共産党は立憲民主党と自由党,社民党だけで候補者調整すればよくなったといえる。国民民主党と希望が候補者を立てる選挙区に遠慮する必要はない。

 

このことは立憲にも同じことが言える。次回の選挙では,思い切って候補者調整を共産,自由,社民とだけでやればいいと思う。国民民主党と希望に遠慮していたら,当選可能性があると思われる選挙区で議席を増やすことができなくなってしまう。

 

立憲と国民民主,希望の野党分断は,与党側の思う壺ではないかともいえそうだが,次回の選挙に限って言えば,そうは思わない。

 

国民民主党は,連合からの一定の支持も得られることから,次回の選挙で雲散霧消してしまうことはないだろうが,上掲の通り,次の選挙で彼らと民進,希望は,現有議席の3分の2を失い,その大半を立憲が占めることになると思う。

 

つまり,野党分断と言っても現状は立憲への支持が突出しており,今後もそうなるであろうから,分断による大きな弊害はないと言ってよいと私は考えている。

 

だからこそ,大塚氏と玉木氏は今後もどんどんバカを言ってほしい。特に大塚は口を開けば開くほどバカ丸出しになるので,今はまだ暫定代表だが,正式に代表になって,どんどん支持率を落としていただきたいと思う。そうすることで,立憲がより突出することができる。

 

それにしても,大塚は日銀出身の経済通で,なかなかの論客だとずっと思っていたのだが,ここ数年の急激な劣化はどうしたことか。

 

いつ頭のネジがゆるんだのか飛んだのかわからないが,彼にはずっと泡沫野党の代表に留まっていただきたいと願う。




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