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殺し屋に安全対策を依頼してどうするつもりだ 

平成30年4月30日

 




外務省が「ゴルゴ13×外務省 海外安全対策マニュアル」と題する動画をユーチューブに投稿している。

 

ゴルゴ13が,海外渡航者や海外在住者らに安全対策を指南していくという内容で,これまで6話分がアップされている。

 

ゴルゴ13は私も好きだが,動画が面白いかどうかは別にして,デューク東郷がテーマの方向性と咀嚼を来たしていることは明白である。安全対策を指南するのがプロの殺し屋とはこれいかに,ではないか。

 

もっとも,安全を守るために手段として対話なしに敵を倒す,または相手に圧力をかけ続けるというのは,今の安倍政権の考え方の象徴であると言われればそれまでである。

 

安倍総理は,30日に中東歴訪の最初の訪問国、UAE=アラブ首長国連邦を訪れ,ムハンマド皇太子と会談した。何を話したか。報道によれば,要するに,経済関係の協力を確認しあっただけであったと思われる。

 

ただ,経済問題とは別に,NHKのニュースサイトによると,会談前,安倍総理は北朝鮮の完全な非核化を実現するために最大限の圧力を維持するよう呼びかけることにしていたという。

 

会談の内容がすべて報道されるわけではないので,実際に彼が皇太子を前に北朝鮮への最大限の圧力維持を口にしたかどうかはわからない。


だが,安倍御用達のNHKが事前に報じていた位だから,このような方針を彼が持って会談に臨んでいたことは間違いない。

 

全くあきれて物が言えないとはこのことである。3~4週間以内の米朝会談をトランプが望んでおり,金正恩も日本との対話を望んでいると報道されている中で,この期に及んで中東で圧力強化を呼びかけているというのは,彼の精神構造は狂気そのものである。

 

本来ならば,外務省が総理の暴走を止めるべきだが,殺し屋に安全対策をお願いするような動画を作っている感覚の役人たちに期待するのは初めから無理なのかもしれない。

 

今回の訪問先にイスラエルとパレスチナが入っているというのも悪い冗談である。


平和の架け橋になる云々などと寝言を言う前に,両者が今どのような緊張関係にあるか,最近のニュースを見てから物を言えと言いたい。

 

外交能力がないのだから,パレスチナには経済支援と称してバラまきを約束し,イスラエルとはUAEと同様に経済協力を確認し合う以外に日本は何も話すべきではない,話してはいけない。


外務省は彼にそのことを忠告すべきである。

 

もっとも今回の訪問先リストにイランが入っていないのは不幸中の幸いである。

 

時を同じくして,ポンペオ国務長官が中東の友好国3カ国を訪問している間に,安倍総理がイスラエル,パレスチナに加えてイランも訪問先リストに指定していたら冗談では済まされなくなっていたはずだ。

 

今の状況だけでも安倍総理と外務省は十分に異常だが,立場をわきまえずにふるまうと,そのうちホルムズ海峡の封鎖もホラ話として笑えなくなってくるだろう。


彼は,無益な外遊から一刻も早く帰国して,森友・加計疑獄の責任追及に真摯に,丁寧に対応すべきである。その方が国民にとっても有益である。




 

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