FC2ブログ

私の予測通りやはり森友文書は偽造改ざんされていたか 

平成30年3月3日

 




森友学園への国有地売却に関する決裁文書を財務省が偽造した疑惑が浮上しているが,私の予測通りだった。

 

識者の中には,ショッキングな出来事として論評しているものが多いが,見立てが甘すぎて話にならない。

 

今回ばれたのは決済文書だが,詳細な交渉記録文書300ページの大半は偽造改ざんであろう。

 

要はばれるかばれないかの問題にすぎない。今回財務省は下手を打ったということである。

 

エリートを自認する権力側は保身のためなら何でもやるということが,行儀のいい評論家やエリートジャーナリストにはわからないのだろうか。


そのしっぽをつかむのが彼らの仕事なのに,あまりにも善意に解釈する者が多すぎる。そちらのほうが私には偽造の事実よりも驚きである。

 

2月1日には,財務省の太田充理財局長が参院予算委員会で、森友学園への土地売却に関する内部文書が、開示した財務省近畿財務局にも存在すると明らかにした。

 

これを受けて,9日、財務省は学園側との交渉内容が含まれる新たな文書を国会に提出した。

 

なお,財務省の佐川宣寿・前理財局長(現・国税庁長官)が,交渉記録を「廃棄した」と昨年国会で証言していたのは周知の通りである。

 

識者には,この交渉記録が提出された背景として,人事権で安倍官邸に支配されている最強官庁の財務省が一矢を報いるために文書を提出したと見る者がいる。

 

財務省で嫌われている佐川を落とすためにやったと言う者もいるが,私にその点の事実を知る術はないので,そこは置いておく。

 

なお,損害賠償請求の追及を恐れて記録開示に応じたと信じる者もいるが,あまりにも甘すぎる。最強官庁がその程度のことで内部文書公開に応じるわけがない。

 

また,先の裁量労働制拡大を安倍官邸が断念したのは,自民党の反対にあったからだと見る者がいる。

 

これらはすべて,安倍総理の求心力が低下しているという見方で共通しているように思う。

 

しかし,だから何だと言いたい。

 

二階が安倍を嫌っているとか,青木が暗躍しているとか,いろいろな報道がなされているが,今の自民党の最大目標は憲法改正である。

 

そのために今,そして今後自民党は一枚岩になってどう動くべきか。行動原理となるのは,憲法改正実現にとってよいか悪いか,であり,彼らの頭にはそれしかない。

 

官邸も自民党も,しばらくは財務省の思惑など二の次である。安倍総理は総理大臣だが,いうまでもなく自民党の議員でもある。自民党悲願の憲法改正のために,彼が自民党の言い分を聞くのは当然の筋であろう。

 

裁量労働制拡大をごり押しして支持率が下がるようだと,憲法改正論議にも影響が出ると自民党が考え,安倍総理もその考えに同意して,拡大案を引っ込めた,と。


官邸と自民党との力関係だけで断念が決まったわけではないというべきである。

 

財務省がこの時期に森友交渉記録を提出したのは,安倍や佐川に不満だからというよりもむしろ別の懸念があったからではないか。

 

別の懸念とは,共産党の情報収集能力への恐れである。共産党が他の爆弾情報をちらつかせていて,交渉記録については,もはや隠しきれないところまで追い詰められていた可能性がある。

 

これは憶測だが,財務省が記録を提出した理由は,もちろん正義からではないので,十分成り立ちうる推論であると思われる。

 

そして提出されようとしていた記録は,偽造文書であり,官邸側も内容面で不利がないとわかったから,提出に同意したと。そのほうが世論受けするし,少なくとも支持率下落はありえないと。


すべては憲法改正のための段取りに過ぎないということである。

 

安倍総理の求心力がどうだとか言われていても,憲法改正実現にとって,安倍でそのまま行くのがいいと自民党が考えれば安倍の権力は温存されるし,安倍ではまずいという雰囲気になれば,安倍おろしが加速することになる,単純な話である。

 

多くの識者はこの点を見誤っているように思う。現状では安倍総理の権力は温存されていると私は見ている。




スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment